Codexの「Sites」で本名入りURLが自動生成されたので注意|公開前に必ず確認を
2026年7月、ChatGPTとCodexの統合に伴って追加された「Sites」を試してみました。
Sitesは、Codexとのチャットを通じてWebサイトを作成し、そのまま公開できる機能です。
ChatGPT関連のドメインでサイトを公開できるなら、検索エンジンからも評価されやすいのではないか。サテライトサイトや小規模な情報サイトにも使えるのではないか。
そう考え、試しに「生まれ年ヴィンテージ辞典」というサイトを作成しました。
ところが、公開先として自動生成されたURLを確認すると、サブドメインに私の本名がそのまま含まれていました。
Sitesを試す場合は、サイトの内容だけでなく、公開URLに本名や公開したくないアカウント名が含まれていないか、必ず確認した方がよさそうです。
- 1. Codexの「Sites」とは?
- 2. 自動生成されたURLに本名が入っていた
- 3. Sitesを使う前に知っておきたいプライバシー上の問題
- 4. chatgpt.siteのサイトはすでにGoogleにインデックスされている
- 5. 公開前にURLを確認した方がいい
- 6. サイトを所有者本人だけに制限してもURLは残った
- 7. SitesのURLは変更できる?
- 8. OpenAIのプライバシー窓口へ問い合わせた
- 9. OpenAIから自動返信が届いた
- 10. 本名入りURLが作られた場合に行うこと
- 11. SEO目的でSitesを使う場合も慎重に
- 12. まとめ
- 13. 【追記:2026.7.13】OpenAIから的外れな回答が届いた
Codexの「Sites」とは?
Sitesは、Codexに指示を出してWebサイトを作成し、ChatGPT側で公開できる機能です。
通常、Webサイトを公開するには、レンタルサーバーを契約したり、ドメインを取得したり、作成したファイルをサーバーへアップロードしたりする必要があります。
Sitesでは、こうした作業の多くを省略し、Codexで作ったサイトをそのまま公開できます。
今回、私は次のようなテーマでサイトを作成しました。
- サイト名:生まれ年ヴィンテージ辞典
- 内容:製造年や製造月を調べられるヴィンテージ品の情報サイト
- 想定テーマ:腕時計、ランタン、ブランド品など
試験的なサイトではありますが、実際にページを生成し、Sitesの公開機能を確認しました。
自動生成されたURLに本名が入っていた
問題となったのは、Sitesによって自動的に割り当てられたURLです。
実際に生成されたURLがこちらです。
https://birth-year-vintage-guide.jun-takahashi.chatgpt.site/
URLは、おおむね次の構造になっています。
サイト名に関連する文字列
+
アカウント名または氏名と思われる文字列
+
chatgpt.site
私の場合は「jun-takahashi」という本名が、そのまま公開URLの一部に使われました。
サイト名として本名を入力したわけではありません。また、公開URLに本名が使用されることを意図していたわけでもありません。
サイトの内容に本名を表示するかどうかは自分で決められますが、URLに本名が含まれると、サイト内の文章から名前を削除しても残り続けます。
Sitesを使う前に知っておきたいプライバシー上の問題
実名で活動している人なら問題にならない場合もあります。
しかし、次のような人にとっては、公開URLへの本名使用は大きな問題です。
- ペンネームでサイトを運営している人
- 副業を勤務先に知られたくない人
- 匿名で情報発信している人
- 複数の事業や媒体を名前で結び付けられたくない人
- テストサイトと本人の氏名を関連付けたくない人
- 検索結果に本名を残したくない人
URLは、サイトのタイトルや本文よりも変更が難しい場合があります。
さらに、いったん公開すると、検索エンジン、SNS、アクセス解析サービス、外部サイトなどにURLが記録される可能性があります。
後からサイトを非公開にしても、URLの文字列や検索結果の情報がすぐに消えるとは限りません。
chatgpt.siteのサイトはすでにGoogleにインデックスされている
Googleで「site:chatgpt.site」と検索したところ、Sitesで作られたと思われる複数のWebサイトが、すでに検索結果へ表示されていました。
つまり、chatgpt.siteで公開したサイトは、単なる一時的なプレビュー画面ではなく、Googleの検索対象になる可能性があります。
今回の私のサイトが検索結果へ表示されたかどうかとは別に、chatgpt.site配下のサイト自体がGoogleにインデックスされていることは確認できました。
そのため、次のような認識で安易に公開しない方がよいでしょう。
- 試しに作っただけだから誰にも見られない
- URLを誰にも教えていないから安全
- 後で非公開にすれば何も残らない
- ChatGPT内だけのページだからGoogleには出ない
一般公開する設定にしたサイトは、通常のWebサイトと同じように扱われる可能性があります。
公開前にURLを確認した方がいい
Sitesでサイトを作った場合は、公開ボタンを押す前に、少なくとも次の点を確認してください。
- URLに本名が含まれていないか
- メールアドレスの一部が含まれていないか
- 普段使用しているアカウント名が含まれていないか
- 勤務先や屋号が意図せず含まれていないか
- サイトを一般公開して問題ないか
- 検索エンジンに表示されても問題ない内容か
特に匿名サイト、アフィリエイトサイト、検証用サイト、サテライトサイトとして使う場合は注意が必要です。
サイトを所有者本人だけに制限してもURLは残った
問題に気付いた後、サイトのアクセス設定を所有者本人だけに制限しました。
これにより、第三者がサイトの内容を見ることは制限できます。
しかし、私が確認した範囲では、本名を含む基盤URLそのものは残りました。
Sitesの操作画面内にも、基盤となるURLの「jun-takahashi」の部分だけを変更したり、削除したりする設定は見当たりませんでした。
公開範囲の変更と、URLの削除または変更は別の問題として考える必要があります。
SitesのURLは変更できる?
現時点では、私の操作画面では自動生成された基盤URLを変更する方法を確認できていません。
Codexに質問したところ、URLの変更や転送に関する方法が提示されることもありましたが、実際に利用できる正式な機能なのかは確認できていません。
特に、Sitesで作ったサイトから別ドメインへ301リダイレクト(検索評価を引き継ぐ恒久的な転送)を設定できるという説明については、まだ実践していません。
Codexが「できる」と回答しても、実際のSites環境にその設定機能が存在するとは限りません。
そのため、現段階では次の点は未確認です。
- 自動生成されたサブドメイン名を変更できるか
- 本名部分だけを削除できるか
- 独自ドメインを接続できるか
- 301リダイレクトを設定できるか
- 公開を停止した場合にURL自体も削除されるか
- 検索エンジン向けのnoindexを設定できるか
確認できていない機能を前提として、SEO目的やサテライトサイト目的で大量にサイトを作るのは危険です。
OpenAIのプライバシー窓口へ問い合わせた
操作画面内でURLを変更する方法が見つからなかったため、OpenAIのプライバシー窓口へメールを送りました。
送信先として使用したメールアドレスはこちらです。
件名は次のようにしました。
ChatGPT SitesのURLに本人の氏名が無断で使用された件について(削除・是正依頼)
送信した本文は以下です。
OpenAI Privacy Team 御中
ChatGPT Sitesでウェブサイトを公開したところ、私への事前説明や明示的な同意がないまま、公開URLのサブドメインに私の氏名が使用されました。
対象URL:
https://birth-year-vintage-guide.jun-takahashi.chatgpt.site/対象サイト:
生まれ年ヴィンテージ辞典本人の氏名がインターネット上のURLとして使用・表示されることは意図しておらず、同意もしていません。
現在、サイトのアクセス設定は所有者本人のみに制限していますが、個人名を含むURL自体は残っています。また、Sitesの操作画面には、この基盤URLを変更または削除する機能が見当たりません。
以下の対応をお願いします。
- 上記URLおよび公開デプロイを速やかに無効化・削除すること
- URL、DNS、証明書その他の公開情報から「jun-takahashi」という個人名を削除すること
- 個人名を含まないURLへ変更できる場合は、その方法を案内すること
- この名称がどのアカウント情報から、どのような仕組みで生成されたのか説明すること
- 今後、本人の明示的な同意なしに氏名をURLへ使用しないための対応を行うこと
- 削除・是正が完了したことを書面で回答すること
サイトのコンテンツやソースコード自体は削除せず、個人名を含むホスティングURLおよび公開デプロイのみを対象としてください。
本人確認など追加情報が必要な場合は、このメールへの返信でお知らせください。
よろしくお願いいたします。
OpenAIから自動返信が届いた
メール送信後、OpenAI Privacy Teamから自動返信が届きました。
内容は、問い合わせを受け付けたこと、可能な限り早く回答すること、データの取得・削除・学習利用の停止などに関する一般的な案内でした。
また、プライバシーポータルからもプライバシーに関する申請を行えると案内されました。
ただし、この自動返信の時点では、SitesのURL変更や本名削除についての具体的な回答はありません。
今後、OpenAIから正式な回答が届いた場合は、この記事へ追記します。
本名入りURLが作られた場合に行うこと
同じ問題が発生した場合は、次の順番で対応するとよいでしょう。
- 対象URLのスクリーンショットを保存する
- Sitesの公開設定を所有者限定または非公開へ変更する
- URL、サイト名、作成日時を記録する
- 操作画面にURL変更・削除機能がないか確認する
- OpenAIのサポートまたはプライバシー窓口へ連絡する
- Googleにインデックスされた場合は検索結果も記録する
- OpenAIからの回答メールを保存する
問い合わせる際は、「本名を消してほしい」だけでなく、対象URLと希望する対応を具体的に書いた方が伝わりやすくなります。
SEO目的でSitesを使う場合も慎重に
chatgpt.siteというドメインを見ると、SEOに強そうだと感じる人もいるでしょう。
私自身も、ChatGPTの関連ドメインから公開されるサイトなら、立ち上げ直後でも検索エンジンから評価される可能性があるのではないかと考えました。
Googleでchatgpt.site配下のページがすでにインデックスされていることから、検索流入を得られる可能性はあります。
ただし、次の点は現時点では分かりません。
- chatgpt.siteのドメイン評価が実際に高いか
- 通常の独自ドメインより上位表示しやすいか
- 公開サイトへ検索評価がどの程度引き継がれるか
- 将来Googleがchatgpt.site全体の評価を調整するか
- サテライトサイトとして利用して問題ないか
「OpenAIのドメインだからSEO最強」と断定できる根拠はありません。
また、仮に一時的に上位表示しやすかったとしても、低品質なサイトが大量に作られれば、検索エンジン側の評価基準が変わる可能性もあります。
長期運営を前提とする重要なサイトは、独自ドメインで運営する方が安全でしょう。
まとめ
CodexのSitesは、チャットで作成したWebサイトをすぐに公開できる便利な機能です。
一方、私が試した際には、自動生成されたchatgpt.siteのURLに本名がそのまま含まれていました。
さらに、chatgpt.site配下のサイトは、すでにGoogleの検索結果へインデックスされています。
Sitesを利用する場合は、公開ボタンを押す前にURLを必ず確認してください。匿名運営、副業、テストサイト、サテライトサイトなどで使う場合は特に注意が必要です。
現在、OpenAIのプライバシー窓口へ、URLの削除・変更・生成経緯について問い合わせています。
正式な回答が届き次第、この記事へ追記します。
調査日:2026年7月12日
【追記:2026.7.13】OpenAIから的外れな回答が届いた
問合せ数時間後にOpenAI Privacy Teamから返信がありましたが、内容は学習データやChatGPTの回答内に表示される個人情報の削除についての一般的な案内で、Sitesの公開URLについては回答されませんでした。
そのため、今回はChatGPTの回答ではなく、OpenAI製品が自動生成した本名入りURLの問題であることを改めて返信し、Sites担当部署への引き継ぎを依頼しました。
具体的な回答が届き次第、追記します。



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