Canvaで稼ぐ方法6つと、今だから収益化しやすい理由【2021年】
筆者:高橋webマーケティングとアフィリエイトサイトの運営をメインに5年ほど個人事業で生計を立てています。
ここでは無料グラフィックデザインアプリのCanva(*1)を利用してクリエイターやサイト運営者が稼ぐ方法を紹介しています。
(*1:Canvaってなに?という方は、こちらのページで解説していますのでご確認ください。)
2021年現在、クリエイターの方の副業探しやサイト運営者の方の新たなマネタイズ方法としてCanvaは非常におすすめです。狙い目と言ってもいいでしょう。
なぜならCanvaは海外製のツールで、日本語版は2017年にローンチされたばかり。
今から始めても遅いという事はなく、むしろ今だからこそ稼ぎやすいプラットフォームだと断言します。
この記事内では、なぜ今Canvaが稼ぎやすいのかその理由を詳しく説明していますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。
副業や本業としてもCanvaを利用して収益の大きな柱にしてみませんか?
- イラストレーター
- フォトグラファー
- デザイナー
- 作曲家
- 映像クリエイター
- サイト運営者・アフィリエイター
Canvaで稼ぐ方法は6つ
Canvaで稼ぐ方法は次の6つがあります。
- 投稿者としてCanvaに素材を提供して稼ぐ
Canvaをアフィリエイトして稼ぐ- Canvaのテンプレートを外部サイトで販売する
- 作成依頼を受けて稼ぐ
- Canvaの使い方を教えて稼ぐ
- (リリース前)Canva CreatorsとしてCanvaのテンプレートを販売する
ご自身のスキルや運営メディアの有無によってお選びください。
順番に見ていきましょう。
【1】Canvaへの投稿者として素材を提供して稼ぐ
Canvaは基本的な機能は無料で使えますが、一部の有料テンプレートや写真・イラスト・動画・BGM素材は有料になっています。
有料素材がユーザーに購入されたときに、素材提供者に一定のロイヤリティが支払われる仕組みです。
どの程度のロイヤリティが稼げるのかは下記の一覧表をご覧ください。
クリエイターの報酬一覧
Canvaに投稿した素材が購入されると、売り上げに対して35%の報酬を受け取ることができます。
素材は買い切り方式ではなく、デザインごとに料金が発生し、一度売ったからと言って使いまわされることはありません。
各素材の価格はこちら
デザイン・イラストのデザインライセンス | 120円/1点 |
BGMのライセンス | 360円/1点 |
動画のライセンス | 600円/1点 |
投稿者登録方法
クリエイターについての詳細は下記のページをご確認ください。
【2】Canvaをアフィリエイトして稼ぐ
【追記:2023年10月】A8ネットでのCanvaアフィリエイト案件は終了いたしました。
海外のASPで「Impact」というところで、日本のサイトでもCanvaと提携できますので、興味がある方は挑戦してみてください。
支払いも問題なくされることを確認しています。
Canvaは新規ユーザー獲得のためにアフィリエイト広告を採用しています。
もちろん日本のASPでもアフィリエイトの提携は可能ですので、すでにデザイン系のブログやサイトを運営している方なら早い段階で収益化することができます。
日本でのアフィリエイト広告が開始されたのは2021年なので、まだまだライバルサイトは少なく、関連ワードのSEO難易度もスカスカ状態。
既に某サルワカ君のサイトが力を入れていますが、新規サイトでも「フライヤーデザイン+自分で」・「テンプレ名+作成+無料」などまだ2語や3語で狙えるキーワードは無数にあります。
CanvaをアフィリエイトできるASP
Canvaをアフィリエイトできる国内ASPは、「A8.net」。
広告主数、登録サイト数ともに国内最大級のASPですので、ご存じの方も多いと思います。
これからアフィリエイトを始めてみたいという方も、必ず利用する会社のうちの一つです。
アフィリエイト報酬一覧
- 新規Canva Proトライアル申込:600円
- 新規トライアル後の課金開始:1500円
無料トライアル申し込みと、課金開始の2段階の報酬が得られるのでとても魅力的な案件になっています。
アフィリエイト登録方法
まだA8.netに登録していない方は以下のページが新規登録の詳細になっていますのでご利用ください。
(アフィリエイトの仕組みの説明等もこちらのリンク先が詳しいです。)
【追記:2023年10月】A8ネットでのCanvaアフィリエイト案件は終了いたしました。
【3】Canvaのテンプレートを外部サイトで販売して稼ぐ
Canvaには自分で作成したデザインテンプレートを他人と共有できる機能がありますが、その機能を利用してデザインを販売することも可能です。
テンプレートの価格はボリュームにもよりますが、1点あたり1,000円~2,000円程度で販売されています。
やり方は簡単。
自分のCanvaアカウントにログイン後、共有したいデザインテンプレートの編集画面を開き、共有リンクを発行して販売相手に渡すだけです。
デザインテンプレートの共有リンクの発行方法と販売方法
まずはCanvaにログインし、共有したいテンプレートの画面上部「共有」ボタンを押します。
そして、「テンプレートとして使用するリンクを共有」という項目を選択してから現れる共有用のリンクをコピーします。
あとは販売したいテンプレートの画像を色々なサイトで宣伝して、販売後は購入者にURLで納品。
どういったサイトで販売されているのかは次の項目をご確認ください。
Canvaテンプレート販売に適したサイト
Canvaテンプレートを販売するには自分のサイトにダウンロード販売機能を組み込むという手もありますが、手間や集客の面を考えると外部の販売サイトを利用するほうが簡単です。
また、テンプレートが売れるたびにURLを購入者に伝えると手間がかかってしまうので、決済されたら自動でURLを送付できるダウンロード販売機能が付いていることが望ましいでしょう。
例えば、「BASE」や「STORES」などのインスタントオンラインストアアプリは、決済手数料が売り上げから差し引かれますが、ダウンロード販売システムをすぐに利用できるのでおすすめです。
次の画像はSTORESに登録されているCanvaのテンプレート商品。
まだ少ししか登録されていませんが、同じ販売者がたくさんのテンプレを販売しているのでそれなりに売れていそうな雰囲気があります。
同様のダウンロード販売可能なテンプレショップは「BASE」でも作れます。
STORESのCanvaテンプレート一覧
*BASEはアプリ版でしか店舗の検索ができないためこの記事内での紹介は割愛させていただきます。
上記の「STORES」・「BASE」は日本国内限定の販売ショップですが、視野を世界に広げればもっと大きなビジネスチャンスがあります。
Etsyで販売する
Etsyとは、海外のハンドメイド作品等を販売するプラットフォーム。
日本でいえば、ミンネやCreemaのようなものでしょうか。
Etsyでは日本と比べ物にならない数のCanva用テンプレートが販売されています。
その数80,000点以上!
利用者とのやり取りは英語になるため言葉の壁がありますが、もしそれをクリアできればとても大きなマーケットです。
海外ではCanvaのテンプレートショップで月に2,000ドル稼いでいるクリエイターも。
記事を要約すると、稼ぎ方のコツはなるべくターゲットを絞ってニッチなジャンルのテンプレートを作ることで販売数を増やすことができたそうです。
ニッチなテーマ選びは難しいですが、いらすとやのサイトで新作イラストを眺めていたら何かアイデアが湧いてきそうではありませんか?
【4】作成依頼を受けて稼ぐ
こちらは、企業から依頼を受けて、ブログ用バナーやYouTube用のイントロ動画などをCanvaで作成して稼ぐというものです。
企業から依頼を受け付ける方法は、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを利用するのが一般的でしょうか。
また、下記の画像のようにクラウドソーシングサイトでは、Canvaの利用を指定したデザインの案件が常時募集されています。
ベースデザインの作成といったちょっとしたスキルとセンスが必要な案件(5,000円~10,000円ほど)から、素材と文章の提供を受けCanvaでインスタ用画像を作成するといった比較的お手軽な案件(1,000円ほど)までたくさんの仕事があります。
他にもどのような案件があるのか確認してみたい方は、下記の一覧をのぞいてみてください。
ランサーズのCanva案件一覧
クラウドワークスのCanva案件一覧
【5】Canvaの使い方を教えて稼ぐ
Canvaは直感的に操作出来て誰でもプロっぽいデザインが作れるのが特長。
しかし、PCの操作に不慣れな方にとっては、操作のはじめの一歩を踏み出すのが大変な場合もあります。
そんな時にお役立ちなのが、「Canvaのインストラクター」です。
Canvaのインストラクターになろう
インストラクターと言ってもなにか必要な資格があるわけではありません。
ココナラなどのスキルマーケットやジモティの教室・スクール掲示板で「Canvaの使い方を教えます!」と宣伝を始めればあなたは立派なCanvaインストラクターです。
ココナラだと大体1時間3,000円のレクチャー料が相場のようです。
レクチャー方法はZoomやTeamViewer、AnyDeskといった画面共有ソフトを利用すれば、生徒さんのPCをリモートで操作しながら教えられるので満足感も高いでしょう。
(ちなみに以前、私はシリウスというマイナーなサイト作成ツールの講師をリモートで行っていましたが、画面共有と音声のみでやり取りをすれば顔出しをする必要もありませんでした。)
すでに何名かの方が先にCanvaのレッスンを行っていますが、よりセンスの良い作例を提示することによって差別化はまだまだ可能です。
YouTubeでレクチャー動画を投稿するもよし
Canvaの基本的な使い方をレクチャーするYouTube動画を作成すれば、広告収入が継続する資産的なコンテンツになります。
ただし、現状では多くても数万再生程度の規模ですので、YouTube単体での収入はそれほど大きくはありません。
動画で集客し、アフィリエイトやオンラインサロンなど別のキャッシュポイントを設けるといった工夫は必要でしょう。
実店舗型パソコン教室の新メニューにも
既にリアル店舗でPC教室を運営されていらっしゃる方にとっても、Canvaは狙い目のコンテンツとなります。
なぜなら、Canvaには年賀状やカレンダー、店舗用チラシなどネットビジネス以外にも使われるデザインアイテムを作成できるからです。
ソフトの導入費用も、フル機能が使えるPro版が月額1,500円(5人まで利用可能)と、非常に取り組みやすい価格なので既存顧客へのクロスセルや新規顧客の開拓にもうってつけ。
クラウド型のソフトなので、PCスペックが低くても導入できるというのも好都合なポイントです。
【6】(リリース前)Canva Creatorsに登録してテンプレートを販売する
Canva Creators(Canvaクリエイターズ)とは、Canva内に自分のデザインテンプレートを公開して、そのデザインを気に入った誰かに販売できるCanvaの公式システム。
(この記事を書いている段階では、先行テスト中で非常に限られたユーザーのみで実験されています。正式オープンは数か月先との事。)
デザインは自分でイチから作る必要はなく、Canva内の無料素材やPro素材を利用して作ったテンプレートも販売可能。
気になるテンプレートの販売価格ですが、今のところはまだ非公開。
公式サイトのFAQでは次のように説明されています。
テンプレートを販売すると、どのくらいの収入が見込まれますか?
現在、先行採用ユーザーと協力して、クリエイターにとって魅力のある支払いモデルを準備中です。数か月後にはテンプレートを販売できるようになる予定です。下記のリンクから登録して、最新情報を入手してください。
詳細は不明ですが、YouTubeのような新たな収益化プラットフォームへ進化しようとしているCanva Creatorsの今後の動向は見逃せません。
現在、Canva Creatorsへの先行登録が下記のページで行われているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
(ポートフォリオのURLの提出が必須になっているので、審査があるかもしれません。)
先行登録受付中
なぜ今Canvaが稼ぎやすいのか
ここまでは、Canvaで稼ぐ手段をご紹介してきました。
記事の冒頭で申し上げた、今だからこそCanvaが稼ぎやすい理由をこちらでご覧ください。
まだ日本でのサービス開始から日が浅いから
Canvaの日本語版は2017年に始まったばかりで、まだ競合が少ないブルーオーシャンと言われる市場です。
上の図は日本のGoogle検索「Canva」での検索数をグラフ化したもの。
ご覧のように右肩上がりにもかかわらず、収益化目的で参入するクリエイターやアフィリエイターが少ないのが現状です。
日本っぽい素材はまだまだ少ないから
Canvaで公開されているフリー素材は海外のモデルを使っているものが多く、少し使いにくいと感じることがあります。
たとえばCanva内で「ミーティング」と検索した場合、次のような外国人モデルのフリー素材が大半を占めています。
あるいは、ブログのアイキャッチに良くある女性が何かメッセージをしゃべっているような素材も、日本人の感性に合わないものが多い印象です。
例えばこういったものです。
きちんと数えたわけではないですが、感覚的には8:2くらいの割合で海外臭い素材が占めています。
そこで優秀なクリエイターであるあなたの出番です。
すでに他社のストックフォトで活躍されている方は、そのままCanvaにも素材を提供することで新たな収入源を得ることが可能。
コロナ禍でオンライン向けのコンテンツのニーズが高まっているから
2021年現在、依然としてコロナの脅威は去りません。
まるで世界中の人が毛布をかぶって嵐が過ぎるのを待っているかのようです。
このような大きなトレンドが世界を包むときに商機は訪れます。
例えば、これまで「ソーシャルディスタンス」という言葉はありませんでしたが、今では莫大なニーズを生み出しています。
クリエイティブ関連でいうと飲食店内で距離を保つためのポスターは突如必要性が高まったわりに、それを提供するライバルクリエイターはまだあまり多くありません。
また、「テイクアウトできます」といったチラシのデザインはこれまでは、多くのクリエイター(あるいはアドセンスサイト運営者)が見過ごしていたテーマでしょう。
現在、Canva内にあるテイクアウトやソーシャルディスタンスなどコロナ関連のテンプレートは、海外デザインがほとんど。
まさに、ブルーオーシャン中のブルーオーシャンといっても言い過ぎではないのではないでしょうか。
飲食店や旅行産業にとっては厳しい環境になっているご時世ですが、どこかが砂漠のように干上がっているとき、べつの場所では恵みの雨が降っているものです。
ニーズ渦巻く海外も商圏になるから
乗り遅れるな!このビッグウェーブに!
アフィリエイトサイトやインストラクターの場合は少し事情は異なりますが、視覚に頼るクリエイティブの世界には言葉の壁はありません。
Canvaに素材を提供すると、潜在顧客は全世界の4000万人以上のアクティブユーザー。
日本のユーザーの10倍以上の海外ユーザーがあなたの作品を待っています。
それもまだまだこれから増え続ける市場です。
これまで日本の市場だけで活躍されていた方は、ぜひ試してみて欲しい市場です。
最後に、この記事を書いた理由
この記事を書いた理由は、日本発のデザインがもっとたくさんCanvaで使えるようになって欲しいからです。
私はCanvaを1年ほどほぼ毎日利用しているヘビーユーザーですが、気に入っている理由は次のようなもの。
- イラレやフォトショのサブスクよりも安い
- 上記のツールに比べてCanvaはできることが限られているため、わりと単純な画像を作ることになるで、かえって作業効率を上げることができた
- 素材探しの手間が省ける
しかし、海外発のツールならではの不満点もあります。
それは、洋風のイラストや海外臭いデザインが多いことです。
もちろん、今のままでも少し探せば日本っぽいものも有るんですが、この記事をきっかけに日本人の感性に合った素材やテンプレが増えることを願っています。
記事内でも書きましたがCanvaは世界中で使われているツールです。
日本らしさを伝える良いデザインや写真を求めるユーザーは、海外にもたくさんいるはず。
日本の人口よりも多いニーズがあなたの作品を待っているといっても全く過言ではありません。
(アフィリエイターの方がもっとCanvaを日本中に宣伝することによって、そういったサイクルも加速することでしょう。)
日本のみならず世界規模で渦巻く莫大なニーズにこたえることで、あなたも収益を得ることができればWIN-WINですよね。
「我こそは」とお思いのあなたは、今すぐCanvaをのぞいてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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