取引先から固定IPを指定された!必要なもの・無料の取得方法・登録手順をわかりやすく解説

固定IPを求められたら

取引先から突然、「今後は固定IPアドレスからアクセスしてください」と連絡が来たら、どうすればよいのでしょうか。

ASPの成果確認画面、取引先の会員制サイト、企業の業務システムなどでは、セキュリティ強化のため、あらかじめ登録したIPアドレスからしかログインできない仕組みが導入されることがあります。

しかし、一般的な家庭用インターネット回線を使っている場合、自分のIPアドレスが固定されているのかどうかも、よく分からないのではないでしょうか。

「固定IPアドレスってどうやって取得するの?」「新しくインターネット回線を契約する必要がある?」「できれば無料で済ませたい」

そんな方に向けて、なるべく費用をかけずに対応する3つの方法を紹介します。

【この記事のポイント】

  • まずは現在のインターネット回線のIPアドレスを確認。実質的に長期間変わっていなければ、無料で対応できる可能性がある
  • 既存のSSH対応レンタルサーバーを活用すれば、追加費用なしで別のIPアドレスからアクセスできる場合がある
  • エックスサーバーでは、SSH経由で接続元IPを切り替えられることを実際に確認済み
  • 契約上の固定IPが必要なら、月額539円(税込)の「ロリポップ!固定IPアクセス」が手軽

最初にお伝えしておくと、固定IPアドレスが必要だからといって、必ずしも新しいサービスを契約する必要はありません。

現在の通信環境を調べるだけで、解決する可能性もあります。

このページの目次

そもそも、なぜ取引先から固定IPアドレスを求められるの?

固定IPアドレスを求められる主な理由は、不正アクセスを防ぐためです。

固定IPのメリットとは?

通常、会員制サイトや管理画面には、IDとパスワードを入力してログインします。

しかし、IDとパスワードが第三者に知られてしまうと、不正にログインされる危険があります。

そこで、あらかじめ登録されたIPアドレスからの接続だけを許可する仕組みが利用されます。

例えば、取引先の管理画面に自宅のIPアドレスを登録してもらった場合、原則として、そのIPアドレスからのアクセスだけが許可されます。

たとえIDとパスワードが正しくても、未登録のIPアドレスからアクセスすると拒否される仕組みです。

こうしたIPアドレスによるアクセス制限は、ASPの報酬管理画面や取引先の業務システム、企業の管理サイトなどで利用されています。

ただし、IP制限だけで不正アクセスを完全に防げるわけではありません。多要素認証などと組み合わせることが重要です。

固定IPアドレスを求められたら、まず確認しておきたいこと

取引先から固定IPアドレスを求められたとき、最初に確認したいのが「本当に固定IP契約が必要なのか」という点です。

実は、次の2つは厳密には異なります。

条件意味
接続元IPアドレスの登録指定されたIPアドレスからのアクセスだけを許可する。動的IPでも登録できる場合がある
固定IPアドレスの契約契約条件に基づいて、同じIPアドレスを継続利用できるサービスを利用する

取引先が単に「アクセスするIPアドレスを教えてください」という趣旨で求めているなら、必ずしも固定IPサービスを新規契約する必要はありません。

一方、契約上の固定IPアドレスが必須という条件であれば、専用サービスを利用する必要があります。

また、IPv4とIPv6のどちらを登録できるのか、複数のIPアドレスを登録できるのかについても確認しておきましょう。

固定IPアドレスを用意する3つの方法を比較

今回紹介する3つの方法を比較しました。

比較項目現在の自宅回線SSH対応サーバー固定IP専用サービス
追加費用0円既存契約なら0円月額539円(税込)〜
設定難易度非常に簡単やや難しい比較的簡単
IPの継続保証動的IPならなしサーバーの契約条件による契約条件に基づく固定IP
向いている人まず無料で試したい人既存サーバーを活用したい人固定IPが必須の人、初心者

おすすめは、費用のかからない方法から順番に確認することです。

方法1:現在のインターネット回線のIPをそのまま使う【無料】

最初に試したいのが、現在契約しているインターネット回線のIPアドレスをそのまま登録してもらう方法です。

実は、家庭用のインターネット回線でも、同じグローバルIPアドレスが何年間も変わらずに割り当てられていることがあります。

これは必ずしも固定IP契約を意味するものではありませんが、結果として長期間同じIPアドレスを利用できている状態です。

固定IP契約をしていないのに、何年もIPが変わらないことがある

筆者が利用しているのは、ソフトバンク光の家庭用インターネット回線です。

固定IPアドレスの契約はしていませんが、確認している限り、数年間にわたって同じグローバルIPv4アドレスが割り当てられています。

途中で光BBユニットを交換したこともありますが、IPアドレスは変わりませんでした。

このように、動的IPの回線であっても、実質的には長期間同じIPアドレスを使えているケースがあります。

ただし、ソフトバンク光を契約すれば誰でも同じ状態になるという意味ではありません。利用している回線や接続方式、プロバイダー側の設備・運用状況などによって異なります。

自分のグローバルIPアドレスを確認する方法

現在のグローバルIPアドレスは、IP確認サイトで簡単に調べられます。

現在のグローバルIPアドレスを確認する

上記のページを開くと、アクセス元として認識されているIPアドレスが表示されます。

表示されたIPアドレスを控えておき、数日後や数週間後に改めて確認してみましょう。

過去にIPアドレスを記録していた場合は、以前の記録と比較する方法もあります。

何度確認しても同じIPアドレスであれば、長期間同じIPが割り当てられている可能性があります。

なお、上記の確認サイトで表示されるのはIPv4アドレスです。取引先がIPv6アドレスを要求している場合は、別途確認が必要です。

長期間同じIPでも、契約上の固定IPとは限らない

ここは重要な注意点です。

何年間も同じIPアドレスが使われているからといって、そのIPアドレスが将来も変わらない保証があるわけではありません。

ルーターの交換、回線の切り替え、プロバイダーの設備変更などによって、IPアドレスが変わる可能性があります。

つまり、以下のような違いがあります。

種類特徴
長期間変わっていない動的IP結果として同じIPを使えているが、将来も同じとは保証されない
契約上の固定IPサービスの契約条件に従って、同じIPを継続して利用できる

取引先が認めてくれるなら、追加費用0円で解決

取引先が求めているのが「接続元IPアドレスの事前登録」だけであれば、現在の自宅IPをそのまま登録できる場合があります。

その場合、特別なソフトのインストールや、新しいサービスの契約は必要ありません。

ただし、IPアドレスが変更された場合は、取引先に再登録を依頼する必要があります。

そのため、動的IPを登録しても問題ないか、IP変更時の再申請が可能かを事前に確認してください。

この方法で対応できない場合は、次のSSH対応サーバーを活用する方法を検討しましょう。

方法2:エックスサーバーのSSH機能を利用する【既存契約なら追加費用0円】

すでにSSH対応のレンタルサーバーを契約しているなら、その機能を活用して、別の接続元IPアドレスからアクセスできる可能性があります。

今回、筆者はエックスサーバーの通常のレンタルサーバーを使って、この方法を実際に検証しました。

結果として、SSHのダイナミックポートフォワーディングによるSOCKSプロキシを構築し、エックスサーバー側のIPアドレスから外部サイトへアクセスできることを確認しています。

ただし、動作を確認できたことと、サービス側が正式に継続利用を認めていることは別です。利用する場合は、事前に規約やサポートへの確認が必要です。

必要なのはSSHのダイナミックポートフォワーディング機能

SSH(Secure Shell)は、ネットワークを経由してサーバーへ安全に接続するための技術です。

通常はサーバーの管理やファイル操作に使われますが、SSHには「ダイナミックポートフォワーディング」という機能もあります。

この機能を利用すると、自分のPC上にSOCKSプロキシを作成し、指定した通信をサーバー経由で外部サイトへ送信できます。

通信経路は、次のようになります。

自宅のPC

↓ SSHによる暗号化通信

エックスサーバー

↓ HTTPS通信

取引先の管理サイト

取引先のサイトからは、自宅回線ではなく、エックスサーバー側の送信元IPアドレスでアクセスしているように見えます。

これは通信パケットのIPアドレスを偽造しているのではありません。実際にレンタルサーバーから外部サイトへ通信しているため、接続元としてサーバー側のIPが認識される仕組みです。

エックスサーバーで実際に検証した結果

Windows PCからエックスサーバーへSSH接続し、SOCKSプロキシを起動しました。

その状態でIP確認サービスへアクセスした結果、自宅回線とは異なるIPアドレスが表示されました。

つまり、今回検証したエックスサーバーの環境では、SSHを利用して接続元IPアドレスを切り替えられることが確認できました。

ただし、サーバー側のIPアドレスが将来も変わらない保証はありません。また、同じサービスを契約しているすべてのユーザーが同じ方法を利用できるとも限りません。

エックスサーバーでSSHプロキシを設定する手順

ここからは、Windows PCで設定する手順を紹介します。

なお、外部通信の中継が利用規約上認められることを確認したうえで実施してください。

手順1:サーバーパネルでSSHを有効にする

まず、エックスサーバーのサーバーパネルにログインし、「SSH設定」を有効にします。

公開鍵認証用の鍵ペアを生成し、秘密鍵ファイルをPCにダウンロードしてください。

秘密鍵にはパスフレーズを設定しておくことをおすすめします。

秘密鍵はSSH接続に必要な重要ファイルです。第三者に渡したり、Web上へアップロードしたりしないでください。

エックスサーバー公式:SSH設定マニュアル

手順2:WindowsのSSHクライアントを確認する

Windowsのコマンドプロンプトを起動し、次のコマンドを実行します。

ssh -V

OpenSSHのバージョンが表示されれば準備完了です。

「sshが認識されません」と表示される場合は、Windowsのオプション機能から「OpenSSH クライアント」を追加してください。

手順3:SSH接続を確認する

次の形式でSSH接続を試します。

ssh -p 10022 -i "C:\Users\ユーザー名\.ssh\秘密鍵.key" サーバーID@サーバーID.xsrv.jp

秘密鍵の保存先とサーバーIDは、ご自身の環境に合わせて置き換えてください。

初めて接続する場合は、サーバー側のホスト鍵のフィンガープリントが公式の案内と一致していることを確認してください。

パスフレーズを入力して接続できれば、SSHの準備は完了です。

なお、秘密鍵のアクセス権限が広すぎると、WindowsのOpenSSHから読み込みを拒否される場合があります。その際は、秘密鍵を自分のユーザーだけが読み取れるよう、ファイルの権限を調整してください。

手順4:SOCKSプロキシを起動する

通常のSSH接続を終了したあと、以下の形式でコマンドを実行します。

ssh -N -D 127.0.0.1:1080 -p 10022 -i "C:\Users\ユーザー名\.ssh\秘密鍵.key" サーバーID@サーバーID.xsrv.jp

このコマンドでは、自分のPC内の127.0.0.1:1080にSOCKSプロキシを作成します。

  • -N:サーバー側でコマンドを実行しない
  • -D:ダイナミックポートフォワーディングを有効にする
  • 127.0.0.1:1080:PC内でプロキシが待ち受けるアドレスとポート
  • -p 10022:エックスサーバーのSSH接続ポート
  • -i:秘密鍵ファイルの指定

認証に成功すると、コマンドプロンプトが待機状態になります。

通信を中継している間は、この画面を閉じないでください。

手順5:接続元IPアドレスを確認する

別のコマンドプロンプトを開いて、次のコマンドを実行します。

curl.exe --proxy socks5h://127.0.0.1:1080 https://api.ipify.org

エックスサーバー側の送信元IPアドレスが表示されれば、SOCKSプロキシを使った外部通信に成功しています。

なお、SSH接続先のIPアドレスと、外部サイトへアクセスする際の送信元IPアドレスは必ずしも一致しません。

確認サイトで実際に表示されたIPを控えておきましょう。

手順6:ブラウザでSOCKSプロキシを設定する

ブラウザから利用するには、プロキシの設定が必要です。

Firefoxなら、設定画面の「一般」から「ネットワーク設定」を開き、「手動でプロキシを設定する」を選びます。

設定項目入力内容
SOCKSホスト127.0.0.1
ポート1080
SOCKSバージョンSOCKS v5
DNSSOCKS v5経由でプロキシする設定を有効化

HTTPプロキシとHTTPSプロキシの欄は空欄にします。

その状態でFirefoxからIP確認サイトへアクセスし、エックスサーバー側のIPアドレスが表示されれば、ブラウザの通信もプロキシ経由になっています。

利用後はSSH接続を終了し、必要に応じてFirefoxのプロキシ設定を元に戻してください。

エックスサーバーのIPは固定IPとして登録できる?

今回の検証では、エックスサーバー側のIPアドレスから通信できることを確認しました。

ただし、レンタルサーバーの送信元IPアドレスが契約上固定されていることまでは確認できていません。

取引先が現在のIPアドレスの事前登録を認める場合には、利用できる可能性があります。

一方、固定IP契約が必須という条件であれば、別の方法を選ぶ必要があります。

また、SSHのダイナミックポートフォワーディングを利用して外部通信を中継することが、契約中のサーバーで認められているか、事前にサポートへ確認してください。

方法3:ロリポップ!固定IPアクセスを利用する【月額539円】

ここまで紹介した無料の方法が使えない場合は、固定IP専用サービスを契約するのが分かりやすい解決策です。

おすすめの選択肢のひとつが、GMOペパボの「ロリポップ!固定IPアクセス」です。

ロリポップ!固定IPアクセスは、VPN接続を利用して固定IPアドレスからインターネットへアクセスできるサービスです。

ライトプランなら月額539円(税込)から利用できます。

新しいインターネット回線を引いたり、レンタルサーバーを契約したりする必要はありません。

ロリポップ!固定IPアクセスの公式サイトを見る

ロリポップ!固定IPアクセスの料金

項目ライトプラン
月額料金539円(税込)〜
契約単位1ライセンスから
固定IPアドレス提供あり
接続方式VPN(WireGuard)
無料お試し最大2か月(条件あり)
個人利用可能

※2026年10月時点の公式掲載情報です。料金・無料期間・利用条件は変更される場合があります。

なお、公式サイトには月額495円(税込)という料金も掲載されていますが、こちらは10ライセンス以上から契約するスタンダードプランの1ライセンス料金です。

個人で1ライセンスを利用する場合は、ライトプランの月額539円(税込)が目安になります。

ロリポップ!固定IPアクセスの利用手順

基本的な利用の流れは次のとおりです。

  1. 公式サイトからサービスを申し込む
  2. 固定IPアドレスとVPN接続用の情報を取得する
  3. PCに対応するVPNクライアントをインストールする
  4. 取得した接続情報を設定してVPNへ接続する
  5. IP確認サイトで固定IPアドレスになっているか確認する
  6. 発行されたIPアドレスを取引先へ申請する

取引先側でIPアドレスの登録が完了すれば、VPN接続中に許可されたIPアドレスから管理画面へアクセスできるようになります。

実際の利用ではVPNへの接続が必要ですが、SSHの設定や秘密鍵の管理などを自分で行う必要がない点はメリットです。

難しい設定を避けたいなら固定IP専用サービスが手軽

固定IPを利用するためだけに、新しくレンタルサーバーを契約する必要はありません。

SSHによる接続は、サーバーに関する知識やコマンド操作が必要になるためです。

また、レンタルサーバーのIPアドレスが将来も変わらない保証はありません。

月額539円(税込)のランニングコストは発生しますが、固定IPそのものを取得したい方には専用サービスの方が適しています。

特に、取引先の管理画面へ継続的にアクセスする必要があるフリーランスや個人事業主にとっては、導入を検討しやすい価格帯でしょう。

月額539円の固定IPサービスを確認する

これからレンタルサーバーを契約するならSSH機能にも注目

今回、エックスサーバーで実際に接続できたことから、レンタルサーバーのSSH機能は、通常のWebサイト運営以外にも活用できる場合があると分かりました。

これからレンタルサーバーを選ぶ方は、料金やWordPressの動作環境だけでなく、SSH関連の機能についても確認しておくとよいでしょう。

ただし、SSHに対応しているだけで、今回の方法が使えるとは限りません。

特に確認したい項目は以下のとおりです。

  • SSH接続に対応しているか
  • SSHのダイナミックポートフォワーディング(ssh -D)が利用できるか
  • SOCKSプロキシ経由で外部のHTTPSサイトへ接続できるか
  • 外部通信時の送信元IPv4アドレスを確認できるか
  • プロキシ用途での利用が規約上認められるか
  • IPアドレスの継続利用について保証があるか

今回検証したエックスサーバーでは、SSHのダイナミックポートフォワーディング機能による外部通信に成功しました。

既存のレンタルサーバーを活用したい方にとって、検討する価値がある機能です。

ただし、利用規約上の可否やIPアドレスの継続保証は、技術的に接続できたこととは別の問題です。今回の用途を目的に新規契約する場合は、事前にサポートへ確認してください。

エックスサーバー公式サイト

固定IPアドレスに関するよくある質問

Q. ソフトバンク光ならIPアドレスは変わりませんか?

いいえ。ソフトバンク光であれば必ずIPアドレスが変わらないというわけではありません。

筆者の利用環境では長期間同じIPアドレスが割り当てられていますが、これは個別の利用実績です。

将来も変わらないことが保証されているわけではありません。

Q. 固定IP契約をしていなくても、取引先にIPを申請できますか?

取引先が動的IPアドレスの登録を認めている場合は可能です。

ただし、IPアドレスが変更されるとアクセスできなくなる場合があるため、再登録の方法も確認しておきましょう。

Q. エックスサーバーのIPは固定IPとして使えますか?

SSHプロキシ経由で特定の送信元IPアドレスを利用できることは、今回の検証で確認できました。

しかし、そのIPアドレスが将来も変わらないという契約上の保証は確認できていません。

固定IP契約が必須の場合は、専用サービスの利用が適切です。

Q. VPNとSSHプロキシの違いは何ですか?

どちらも別のサーバーを経由して通信できますが、通信の対象や設定方法が異なります。

VPNは端末やネットワークの通信をVPNトンネル経由にする仕組みです。

一方、今回紹介したSSHのSOCKSプロキシでは、プロキシを設定したアプリケーションの通信を中継します。

そのため、SSHプロキシを起動しただけでは、すべての通信が自動的にサーバー経由になるわけではありません。

Q. 接続元IPアドレスは複数登録できますか?

登録できるIPアドレスの数は、取引先のシステムによって異なります。

複数登録できる場合は、自宅回線用と別の接続環境用など、用途に応じて登録できます。

ただし、IPアドレスを登録する前に、許可数や変更時の申請手続きを確認しておきましょう。

Q. 固定IPサービスを契約すれば、すぐに管理画面へログインできますか?

固定IPサービス側の接続準備が完了していても、取引先側のIP登録が完了するまではアクセスできない場合があります。

固定IPアドレスが発行されたら、その番号を取引先に伝え、登録完了後に接続を試してください。

Q. VPNやプロキシを使うとIPアドレスを偽装できるのですか?

VPNやプロキシを利用すると、アクセス先から見える接続元IPアドレスを変更できます。

ただし、これは通信パケットの送信元を偽造するIPスプーフィングとは異なります。

実際に中継サーバーから通信するため、そのサーバーのIPアドレスが接続元として認識される仕組みです。

また、VPNやプロキシを使用しても、Cookieやログイン情報などから利用者が識別される場合があります。

まとめ:まずは現在のIPを確認し、必要に応じて専用サービスを利用しよう

取引先から固定IPアドレスを求められても、慌てて新しいサービスを申し込む必要はありません。

まずは現在のインターネット回線のグローバルIPアドレスを確認しましょう。

動的IPでも長期間同じ番号が使われていて、取引先がその登録を認めてくれるなら、追加費用なしで対応できる可能性があります。

それが難しい場合でも、すでにSSH対応のレンタルサーバーを契約しているなら、その機能を活用できる場合があります。

今回、エックスサーバーではSSH経由で外部サイトへアクセスし、接続元IPアドレスを切り替えられることを確認しました。

ただし、IPアドレスの継続性と利用規約上の可否には注意が必要です。

一方、契約上の固定IPアドレスが必要な方や、難しい設定を避けたい方には、ロリポップ!固定IPアクセスが便利です。

月額539円(税込)から利用でき、VPN経由で固定IPアドレスを使ったアクセス環境を用意できます。

費用をかけずに使える方法から確認し、必要に応じて専用サービスを選ぶ。これが、固定IPアドレスを求められたときの合理的な対応方法といえるでしょう。

ロリポップ!固定IPアクセスの詳細を見る

※本記事は2026年10月時点の情報を基に作成しています。料金、利用条件、サーバーの仕様は変更される場合があります。SSHを使った接続については実際の検証結果を紹介していますが、すべての環境での動作やIPアドレスの継続性を保証するものではありません。

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Posted by 管理人